2017/05/31

シヌゼン各駅紹介(323)
希少な『漢字1文字』駅へご案内(2) 
#0492 原駅(静岡県)

#0492 原(はら)

・東海旅客鉄道 東海道本線
 片浜|東田子の浦
【区分】甲II 【撮影日】2013/7/20
【所在地】静岡県沼津市
【開業】1900(明治33)年
【乗車人員(日)】2,369人

【部首】がんだれ【画数】10画
【音読み】ゲン
【訓読み】はら、たず(ねる)、もと、ゆる(す)
【意味】はら。広く平らな土地。
たずねる。もとにさかのぼる。もと。
おこり。みなもと。根本。
ゆるす。罪をとがめない。
慎み深いさま。生真面目なさま、素直なさま。
【漢検】9級

静岡県沼津市にある、東海道本線の駅。
「原」駅は
名古屋の地下鉄鶴舞線、
高松琴平電鉄にも。

和風の端正な構えの駅舎。
原は東海道五十三次の
13番目の宿場町。
本陣跡が駅の北約100mに。

駅舎内のようす。
現駅舎は1948年に建てられ、
幾度かリニューアルを重ねた。

一日の乗車人員は2,369人。
右奥に見えるのは
商工会の地元物産の陳列ケース。

改札内から駅舎内のようすを見る。
キオスクは今はもうないかも。

ホームは2面3線。
このホーム1番線は改札口に直結だが、
現在は旅客列車は入線しない。
いちおう上りホーム。

1番線と駅舎裏側のようす。


開業は1900(明治33)年。
その時に設けられた
ランプ小屋が今も残る。
ゴミ箱は他の場所に置けないのかな。

1番線改札口付近から熱海方向。
短編成の上り電車が、
逆に長さを持て余した
2,3番ホームから去ってゆく。

その2,3番線へは跨線橋で連絡する。
2008年にはエレベーターが設置された。

まずこちら2番線は上りホーム。
電車は1番線にはやって来ないので、

乗降には必ず跨線橋を通ることになる。

同じく2番線を跨線橋下から
熱海方向。

3番線は下り静岡方面ホーム。
左に側線が見える。
当駅はJR東海のほか、
JR貨物の共同使用駅。
コンクリ壁とフェンスのあたり、
以前はセメント会社の専用線があり、
側線のさらに海側にレールがあった。

同じく3番線を静岡方から熱海方面。
秩父セメントの専用線は
1997年に当駅扱いの貨物列車が
廃止になり、使用されなくなった。

セメント荷役設備ももうない。

2番線熱海寄りから熱海方面を撮影。
この先図書印刷への専用線があったが、
80年代には使用されなくなった。
また、この写真左には貨物ホームがあったが、
いまはレールのみ残存。

2番線ホーム端から静岡方面。
海岸まで200mもないが、
付近は住宅も増え、
松の砂防林もあって海は見えない。

新東名・下り駿河湾沼津SAから
沼津市街、駿河湾をのぞむ。
原駅もこの写真のどこかに写っている。
なるほど
「原」という地名もうなずける。






出典:漢字辞典オンライン:http://kanji.jitenon.jp/

2017/05/29

シヌゼン各駅紹介(322) 
希少な『漢字1文字』駅へご案内(1) #0348 寿駅

#0348 寿(ことぶき)

・富士急行 大月線
三つ峠|葭池温泉前
【区分】甲 【撮影日】2013/4/27
【所在地】山梨県富士吉田市
【開業】1929(昭和4)年
【乗車人員(日)】369人(降車客含む)
【駅名変遷】暮地(1981)


【部首】すん【画数】7
【音読み】ジュ、ス
【訓読み】ことぶき、いのちなが(し)、
ことほ(ぐ)、とし、ひさ(しい)
【意味】ひさしい、いのちながし。
長生きである、寿命が長い。とし、よわい
年齢。ことぶき。ことほぐ。長寿を喜び祝う。
【漢検】3級

しょっぱなからなんと
縁起のいい駅名だろう(笑)
山梨県富士吉田市にある、
富士急行の駅。

う~ん、そこはかとなく
縁起のよさを感じるたたずまい。
自転車倒れてもそれも吉兆か(笑)
ただし駅名と地名は無関係。

当駅は1981年までは
「暮地(くれち)」と名乗った。
所在する地名も「上暮地」。
隣りには「下暮地」もある。

「暮地」は「墓地(ぼち)」にも見え、
どうにもネガティブなイメージが先行する。
そこで地名を無視し駅名を改称。
それにしてもギャップあり過ぎ(笑)

ホームは単式1線。
一日の乗降客は369人。
電車は上下とも1時間に1,2本。

ブロック積みの待合室がある。
いや、けっして
名前負けはしてないよ(笑)

「寿」駅は廃線になった
北海道・天北線にもあった。

大月方面を撮影。
すぐ右を国道139号が走り、
コンビニも駅前にある。

河口湖方面を撮影。
地名は暮地のままだが、

「寿」の名称を使った
飲食店などもあり、

最寄の団地名にも用いられる。






出典:漢字辞典オンライン:http://kanji.jitenon.jp/

2017/05/28

明日からシリーズ
「希少な『漢字1文字』駅へご案内」開始。



子供の頃、漢和辞典が何のためにあるのかよくわからなかった。
部首を調べるとか、音訓の読みを調べるのに使ったが、本来の目的は、
「漢字そのものの持つ意味を調べる」ためにある、
というのを知ったのは、ずいぶんあとになってからだ。

今回のシリーズでは、「漢字1文字」の駅を取り上げ、ついでにその漢字の意味も併記して掲載してみる。

現在の登録駅1,913のうち、該当駅はわずかに12。
これはちょっと意外だった。
市の代表駅が3つも含まれているため、馴染みがそこそこあるからだろう。
全国でも約90駅で、全体の1%未満しかない希少な存在だ。

駅名は多くがイコール地名なので、その漢字1文字が駅そのものの意味を示すわけではないが、インパクトは強いものがある。
「姫路」とあれば「姫の(通る)路(みち)」なのだろうが、「姫」(JR太多線)とくればそれはもう姫そのもの。お姫様だから(笑)
他にも、
「鳳」「兜」「轟」「鎧」「隼」と勇ましいものから、
「桜」「幸」「虹」「渚」など好印象の駅名も多い。

1文字の持つ「直截さ」が、与える印象を強いものにしている。

というわけで、今回はなかなかアカデミックな展開で(笑)明日から6回シリーズでご案内する。

じつは4月の島根遠征で1文字登録駅が一気に3つも増えたのだが、今期より、
「ブログでの掲載は取材から最低半年開ける」
という謎ルール(笑)ができたので、今回は対象から外れる。また千葉の柏駅は頁が複数回に分かれるためダルくて(笑)これも扱わない。

ちなみに下の2駅は過去に紹介済みなので、下記リンクを参照いただきたい。

乞うご期待(笑)


#0249 東日本旅客鉄道 総武線
(あさひ)駅

#1126 東武鉄道 伊勢崎線
(あがた)駅


2017/05/27

シヌゼン「脱ブログ」計画(4) 
サイトをどこへ置くか


ホームページサービスを考える場合、
(もちろん無料のな)
結局重要なのが「なくならないか」だろう。

それには多くのユーザーが利用している
サービスを選ぶのがよいだろう。
以前のサイトで、
かっこいい掲示板を利用していたところ、
サービスが終了してしまい、
せっかく書き込んでもらった記事とか
どうすんだよと困ったことがあった。

とにかく、公開できれば何でもいい。
長く続けられる環境があれば。
perlとかPHPとかやらないから(笑)

まあそこで簡単に決めてしまったのが
Fc2のホームページサービスだ。
じつは密かに公開しているブログもFc2で
(内容はいまのbloggerとほぼ同じ)
馴染みがあるし、ユーザー数も多く、
レイアウトも知識さえあれば
いろいろカスタマイズできる。
容量も比較した中では最も大きい(1GB)



しかし写真がメインのサイトなので、
1GBはすぐになくなってしまだろう。
なので写真は外部のサイトに置く予定。
Office365と契約しているので、
1TBのクラウドサーバーを利用できる。

しかしこの画像に関しては
いろいろと課題もある。
もっと大局的な部分を詰めろとは思うのだが、
気になりだすと止まらない。

それはまた次回に。

2017/05/26

路線全駅紹介(10) 横浜高速鉄道 みなとみらい21線


横浜高速鉄道 みなとみらい21線
(よこはまこうそくてつどう みなとみらいにじゅういちせん)

日本大通り駅 2012/9/9

【開業】2004(平成16)年2月1日
【路線距離】4.1km 
【軌間】1,067mm 全線複線
【電化方式】直流1,500V 架空電車線方式
【起点/終点】横浜/元町・中華街
【駅数】5


【当路線のざっくり年表】
2004(平成16)年 開業。同時に東急東横線と相互直通運転
2006(平成18)年 利用者数が累計1億人を突破する。
2013(平成25)年 東京メトロ副都心線を介し東武東上線、西武池袋線と相互直通運転開始。
2015(平成27)年 横浜駅にホームドア設置。順次設置で2020年全駅完了予定。


--------------- 横浜市西区 ---------------

#0282 横浜
(よこはま)
【区分】乙 【撮影日】2013/1/13
【開業】2004(平成16)年(横浜高速)
【乗車人員(日)】189,283人(降車含む)
【他路線】東日本旅客鉄道 東海道本線・根岸線、
東京急行電鉄 東横線、
東横線(当駅~桜木町)[2004年廃止]、
京浜急行電鉄 本線、相模鉄道 本線、
横浜市交通局 3号線

0.8km

#0114 新高島
(しんたかしま)
【区分】乙 【撮影日】2012/9/9
【開業】2004(平成16)年
【乗車人員(日)】1,807人

0.9km

#0115 みなとみらい
(みなとみらい)
【区分】乙 【撮影日】2012/9/9
【開業】2004(平成16)年
【乗車人員(日)】40,087人

0.9km
------------横浜市中区------------

#0116 馬車道
(ばしゃみち)
【区分】乙 【撮影日】2012/9/9
【開業】2004(平成16)年
【乗車人員(日)】18,080人

0.6km
#0117 日本大通り
(にほんおおどおり)
【区分】乙 【撮影日】2012/9/9
【開業】2004(平成16)年
【乗車人員(日)】12,101人
0.9km
#0118 元町・中華街
(もとまち・ちゅうかがい)
【区分】乙 【撮影日】2012/9/9
【開業】2004(平成16)年
【乗車人員(日)】29,646人





次回(vol.11)は
東日本旅客鉄道 五日市線にご案内。

2017/05/24

「死ぬまでに全駅」(321) #1167 大津港駅

#1167 大津港(おおつこう)

・東日本旅客鉄道 常磐線
 磯原勿来
【区分】甲II 【撮影日】2014/12/28
【所在地】茨城県北茨城市
【開業】1897(明治30)年
【乗車人員(日)】1,001人
【駅名変遷】関本(1950)

茨城県北茨城市に所在。JR常磐線の駅。
茨城県内最北端、最東端の駅になる。

1950年に「関本」から現駅名に改称。


駅舎は2013年にリニューアル。
格子は木製で落ち着いた構え。


五浦海岸の六角堂は
文人・岡倉天心の思索の場所として
1905年に建てられた。
2011年のあの地震で津波に流されたが
翌年再建された。


その六角堂を模したエントランス。
煉瓦(風?)の土台に瓦屋根と、
なかなか趣きのある駅舎だ。


駅前広場、ロータリーのようす。
駅出入口は東側のみ。
西側へは跨線橋で渡る。
西側には、まあ、何もない(笑)


駅舎内のようす。業務委託駅で、
みどりの窓口も設置されている。

 
改札口。suica対応。
一日の乗車人員は1,001人。


ホームは2面3線。
改札に直結するこちら1番線は
上り水戸・上野方面。
水戸方向を撮影。

 
1番線水戸方からいわき方面を撮影。
2015年の改正で、特急はすべて
当駅を通過するダイヤになってしまった。


1番線の跨線橋付近から
いわき方向を撮影。
六角堂の案内が絵つきで
跨線橋の柱に書きこまれている。
奥の橋は東西を連絡する
改札外の跨線橋。


2番線は上下線の待避がおこなわれる。
東西連絡跨線橋下から水戸方向。


3番線は下りいわき方面ホーム。
水戸方向を撮影。


2,3番線から跨線橋、
いわき方向を撮影。


2番線と1番線。水戸方向を撮影。


東西連絡跨線橋から水戸方向を撮影。
駅名になっている大津港はこの方向、
直線距離約2kmくらいか。


同じく橋の上からいわき方面。
次駅は勿来で、福島県に入る。
左に見える空地は
かつての常磐炭鉱の専用線跡。
途中二手に分かれ、4km以上ある、
距離の長い路線だったが
1972年に廃線となった。


区分甲II種・18きっぷでの取材。
もう日が暮れる。
水戸まで出るのに1時間、
水戸から横浜までさらに3時間。
帰宅する気が失せそうになる(笑)
日本は広い。
これからどんな駅に出会えるのだろう。
その数はまだ当分、尽きることはない。