2018/02/28

「死ぬまでに全駅」(390) #1739 知波田駅

#1739 知波田(ちばた)

・天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線
 尾奈|大森
【区分】丁 【撮影日】2016/8/6
【所在地】静岡県湖西市
【開業】1936(昭和11)年
【乗車人員(日)】47人


静岡県西端、湖西市に所在。
天竜浜名湖鉄道の駅。
1987年までは国鉄二俣線だった。


駅前を国道301号線が通る。
この写真すぐ右奥は浜名湖で、
松見ヶ浦と呼ばれる入り江である。


駅入口のようす。
駅舎は1989年に建てられたもの。
なかなかスマートな外観だが・・・。


えっ?と二度見する駅舎はこんな。
歯科医院と併設されており、
2階は住居とのこと。
サイトには「駅下車徒歩1分」と
謙虚過ぎ(笑)
0分と書いてもいいんじゃない?


当路線の駅の多くは駅舎の一部を貸し出し、
以前紹介した西気賀の洋食店のように
さまざまな飲食店などが併設されているが
当駅は歯医者さんの建物に
駅が間借りしたような印象。


駅舎内のようす。無人駅である。
上写真の左の円形部分はトイレで、
左の窓ガラスに入口が見える。


殺風景なようだが、
掃除用具が置いてあり、
ゴミひとつ落ちていない。


ホームは2面2線で千鳥式。
何番線とかはない。
歯科医院、いや駅舎壁面には
駅業務とは関係ないと思われる扉が
いくつも見える。


掛川方から新所原方向。
両ホームは構内踏切で連絡する。


とくに遮断機もなく。


駅舎向かい側のホームにあがる。
踏切付近から掛川方向。
周囲は意外に住宅も多く、
湖畔にはヨットハーバーも。


逆に掛川方から新所原、駅舎方向。
駅の開業は古く、1936年。
1987年の国鉄分割民営化により
三セク移行。現在にいたる。


木製のこんな駅名標も。
一日の乗車人員は47人である。


掛川方向をホーム端より。
奥の空き地は貨物扱いのあった頃の
ホームと引込み線の跡か。


逆に新所原方向を見る。
駅を出るとすぐに単線に戻る。
傾いた夏の太陽が影を落とし
薄暗い林の中に線路が消えてゆく。





2018/02/26

「死ぬまでに全駅」(389) #1440 江田駅(神奈川県)

#1440 江田(えだ)

・東京急行電鉄 田園都市線
 あざみ野|市が尾
【区分】乙 【撮影日】2015/8/23
【所在地】横浜市青葉区
【開業】1966(昭和41)年
【乗車人員(日)】19,044人


横浜市青葉区に所在。
東急田園都市線の駅。
「江田」駅は福島・磐越東線にも。
ああ昨夏行ったわ、そういや。


周囲の地名は「荏田」で、
駅名は常用漢字ではない「荏」を
嫌って「江」としたが、
ルーツは「江田」という豪族がいて
地名となったもので、間違いではない。



東口には東急バスが数系統乗り入れる。
交番とレンタカー会社が見える。



高架のホームから東口を見る。
国道246号に面しており、
その上を東名高速が跨ぐ。
駅前の「江田駅東」交差点は
つねに渋滞している。


東出入口。
「オリジン弁当」ほか、
改札前にはローソン、ヴィドフランス、
銀行のATMなどあって便利。


かわって西口。
一部工事中だが、完了したのだろうか。
東急のサイトの当駅のページは
いまだ「工事中」の案内がある。


右に書店、向かいは東急ストア。
西側のバス停には
横浜市営バスが2系統乗り入れる。


改札前のようす。
一日の乗車人員は19,044人。


改札口を改札内から。
1966年開業以来、周囲の開発につれ
順調に利用客が増加していたが、
1993年の市営地下鉄あざみ野開業で
大きく数字を落とした。


改札内のようす。
あまり広くはない。
地下鉄に奪われた利用客数も
その後は増加に転じ、
過去最高を更新し続けている。


階段は上下ホームに2箇所づつ。
その真ん中にエレベーターが配置される。


ホームは2面2線の島式。
上下とも通過線には
柵が立っているが少し配置が変則的。
キャンバス風の上屋が印象的。


こちら上りホームは
外側の4番線に電車が入線する。
反対側(東側)は通過線の3番線。
階段、エレベーター付近から
中央林間方面を見る。


上写真を反対に渋谷方面を見る。
3番線を通過電車が走り抜ける。
当駅は普通電車のみが停車。


中央林間方ホーム端より
渋谷方向。


同じく柵の立つ3番線を
上写真同位置より。
通過線にはカントがついている、
かな。


かわって1,2番線下りホーム。
下りホームは外側が通過線で少し変則的。
渋谷方から中央林間方向。


逆に中央林間方ホーム端より渋谷方面。
平日朝7時台には
14本もの電車がやってくる。
速達列車13本は通過するので、
路線自体の運行密度はすさまじいものが。


1番線は下りの通過線。
上写真と同位置。
東口駅前と東名高速が見渡せる。


2番線ホーム端より渋谷方向。
上りの待避線は1971年には
すでに設置されていたが、
こちら下りはその10年後の1981年。



同じく下りホーム端より中央林間方面。
ここ「荏田」はもともと港北区だったが
分区により緑区に。さらに分区した結果、
青葉、都筑両区にまたがった地域となって
現在にいたる。







2018/02/23

路線全駅紹介(18) 東日本旅客鉄道 東金線


東日本旅客鉄道 東金線
(ひがしにほんりょかくてつどう とうがねせん)

大網 2013.5
【DATA】
【開業】1900(明治33)年6月30日
【全通】1911(明治44)年11月1日
【路線距離】13.8km 
【軌間】1,067mm 全線単線
【電化方式】直流1,500V 架空電車線方式
【起点/終点】大網/成東
【駅数】5


【当路線のざっくり年表】
1900(明治33)年 房総鉄道大網~東金間開業。
1907(明治40)年 鉄道国有法により買収。
1909(明治42)年 名称制定により東金線となる。
1911(明治44)年 東金~成東間延伸開業。
1935(昭和10)年 ガソリンカー運転開始。
1972(昭和47)年 大網駅が移転、スイッチバック解消。
1973(昭和48)年 全線電化。
1974(昭和49)年 全線にCTC導入。
1987(昭和62)年 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の路線となる。


----------千葉県大網白里市----------

#0404 大網
(おおあみ)
【区分】甲 【撮影日】2013/5/25
【開業】1896(明治29)年
【乗車人員(日)】10,601人
【他路線】東日本旅客鉄道 外房線
【その他】(1972)現在地へ移転。
3.8km
----------千葉県東金市----------
#0403 福俵
(ふくたわら)
【区分】甲 【撮影日】2013/5/25
【開業】1938(昭和13)年
【乗車人員(日)】578人
【その他】(1941)休止(1954)再開
2.5km
#0402 東金
(とうがね)
【区分】甲 【撮影日】2013/5/25
【開業】1900(明治33)年
【乗車人員(日)】4,289人
【他路線】(1961年廃止)九十九里鉄道
3.8km
#0401 求名
(ぐみょう)
【区分】甲 【撮影日】2013/5/25
【開業】1911(明治44)年
【乗車人員(日)】2,153人
4.2km
----------千葉県山武市----------
#0400 成東
(なるとう)
【区分】甲 【撮影日】2013/5/25
【開業】1897(明治30)年
【乗車人員(日)】2,890人
【他路線】東日本旅客鉄道 総武本線





次回(vol.19 3月30日)は
東日本旅客鉄道 鶴見線にご案内。

2018/02/21

「死ぬまでに全駅」(388) #1192 滝本駅

#1192 滝本(たきもと)

・御岳登山鉄道
 |御岳山
【区分】甲 【撮影日】2015/2/7
【所在地】東京都青梅市
【開業】1934(昭和9)年
【乗車人員(日)】-人
【その他】(1944)休止(1951)再開


JR青梅線御嶽駅からバスに乗り換える。
10分ほどで終点。坂の途中で降ろされ、
あとは坂道を延々と歩く。


こちらもいかれた好事家だが、
雪の残るこのクソ寒い中、登山する
あんたたちも相当にクレイジーソルト(笑)。
市民権を得てるかどうかの違い。
何にせよまだ坂道は続く。


そして現れた銀河鉄道999!
ではなく、
御岳山鉄道の起点・滝本である。
東京都青梅市に所在。


この鋼索線は1934年開業。
御岳山の頂上までを往復する。
民家のような駅舎の背後は駐車場。


駅舎入口。駅名板が渋い。
左に券売機が見える。往復券は1,110円。


暖かい駅舎内。
駅舎というか休憩所というか
お土産屋というか。


ホームはこんな。
会社は京王グループの傘下にある。


現在使用している車両は2008年から。
「御嶽」号「武蔵」号と名づけられた。


いきなり橋梁が急勾配に配置。
路線距離1.1km、標高差423m、
最大勾配は25度でこの急傾斜。


言うまでもないがケーブルカーなので
線路の中心のケーブルで制御される。
ぐんぐん登って終点の御岳山駅に向かう。


バス往復560円、
ケーブルの往復1,110円。
山頂での滞在時間15分。
お金がもったいないと思った人は
参道を登ってもいいんだぜ(笑)。